ADHDが校正?できるの?
今日は気を紛らわせるために
更新が多い秩父さんです。
先日、急遽仕事で
本の校正を頼まれたお話をさせてください。
ADHDに校正?
いやいや、無理でしょ!
むしろ簡単な書類でさえ、
いつも校正してもらう側です。
しかし、この校正で大活躍したのが
ADHDである私だったんです。
校正は、社内4人で行われました。
- 総務
手紙から重要書類、社長の雑誌掲載の校正まで行うスーパーウーマン
- 上司
いつも私の校正をしてくれる上司
- 先輩
アスペルガー疑惑 支払い検定というアプリで「神レベル」を簡単に叩き出す変態
- 秩父さん
結果から申し上げますと、
正確な数字は出していないものの、
誤字脱字の検挙率の半分〜8割程が私でした。
誰もが一番ダメだと思うADHDが何故?
と自分でもビックリでしたが、
自分なりに考えてみた理由が3つあります。
- 文章を読み解く能力がなかった
単語の前後を入れ替えても、何と無く文章が読めてしまう、という研究があるように、
文章を読むと、
どうしても誤字脱字を見落としてしまいがちです。
「ある日おじいさんとおばあさんが寝ていました」の、文字がイメージとして脳内に変換される前に
「ある/日/おじい/さん/と/おばあ/さん/が/寝て/いま/した」と、
点をつけて目で追っていきます。
他の人は文章を読んで「ここ感動した」などと感想を述べていましたが、物語はまったく覚えてないです。
脳処理の遅さを利用して、
1〜3文字の塊として文字を処理していくことで、
間違えに気付きやすくなりました。
逆に物語の不都合などには気づけませんでしたが…。
- 「校正」にポジティブな感情を抱いていた
石原さとみが好きで、「地味にスゴイ!校閲ガール」をちょうど見漁ってました。
地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子 Blu-ray BOX
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2017/04/19
- メディア: Blu-ray
- この商品を含むブログを見る
それから校正って面白いなと思って、
毎日新聞の校閲部のツイッターをフォローしたり…
https://twitter.com/mainichi_kotoba/status/815337028636155904
そこの画像で 点をつけて読む方法を知り
覚えていたのかもしれませんね
- 直感が働きすぎている
「元も子もねえ…」って感じですが、
本当に直感で見つけることができたものが多かったです。
例えば「バルトェグ」という民族衣装の名前らしきものが出てきます。
しかし、なんとなーーーく「舌触り悪いな」と感じて 国の文化省のページを調べてみると
正式名称は「バルトゥグ」だった、
「バルトェグ」と呼ぶ文献もない、
というのが判明しました。
これがいくつも出てくるんだから、
本当にADHDの直感には自分でも驚かされます。
メールとか誤字だらけなんですが、
企画書とかは、
一度印刷して気分転換をしてから
こうしてみるといいかもしれませんね。
校正なんて無理!と思っている方々、
私もそう思っていたので
一度試して見てくださいね!